縁日(えんにち)の由来
神社仏閣において、祭神や本尊にゆかりのある日「有縁(うえん)の日」を縁日(えんにち)と呼んで祭典や供養が行わわれ、近代以降となってからは、境内には様々な露天が並んで参拝者で賑わうようになった。
縁日に参拝すると神仏とのご縁が深まり、現生で格別なご利益を授かる事ができると云われている。
仏教の三十日秘仏による縁日
西暦900年代に中国で定められた三十日秘仏による縁日と仏様。
1日 定光仏 妙見菩薩
2日 燈明仏
3日 多宝仏
4日 阿閦仏
5日 弥勒菩薩 水天宮
6日 二万灯明仏
7日 三万灯明仏 千手観音
8日 薬師如来 八幡宮
9日 大通智勝仏
10日 日月灯明仏 金毘羅様
11日 歓喜仏
12日 難勝仏 薬師如来
13日 虚空蔵菩薩 日蓮聖人
14日 普賢菩薩
15日 阿弥陀如来 妙見菩薩
16日 陀羅尼菩薩 閻魔王
17日 龍樹菩薩 青龍権現
18日 観音菩薩 鬼子母神
19日 日光菩薩 七面天女
20日 月光菩薩
21日 無尽意菩薩 飯縄権現
22日 施無畏菩薩
23日 大勢至菩薩
24日 地蔵菩薩 愛宕権現
25日 文殊師利菩薩 天満天神
26日 薬上菩薩
27日 盧遮那仏
28日 大日如来 不動明王 三宝荒神
29日 薬王菩薩
30日 釈迦如来
縁日と祭りの違い
縁日・・特定の神仏とのご縁を結び、特別なご利益を預かる日。祭祀や供養が行われる。
祭り・・漁や収穫などの感謝や祈願、神仏を慰霊する(祭る)ための儀式、行事。神輿(みこし)や山車(だし)の出し物がある。