省エネ対策をしている人の割合
自宅を所有している人の中で、住まいの省エネ対策をしているかどうかのアンケート(207名 2019年リビンマッチ調べ)では次の回答が得られました。
はい(戸建て)・・・39.6%
はい(集合住宅)・・・3.4%
いいえ(戸建て)・・・44.4%
いいえ(集合住宅)・・・12.6%
省エネ対策をしている人は、築年数の経った自宅を所有している人たちがメインだと考えられます。
では、一体どのような省エネ対策をしているのでしょうか。
省エネ対策の内容
1位 LED照明 76.4%
2位 二重窓 40.4%
3位 節水シャワーヘッド 36.0%
4位 太陽光発電 31.5%
4位 断熱材 31.5%
6位 省エネ家電 24.7%
7位 窓の断熱シート 12.4%
8位 長期優良認定住宅 11.2%
9位 太陽熱温水器 7.9%
10位 すきま風防止テープ 6.7%
11位 スマートハウス0.0%
12位 ZEH 0.0%
13位 低炭素住宅 0.0%
その他 3.4%
手軽な省エネといえばやはりLED照明でしょうね。蛍光灯や電球に比べて寿命が長く、電気代もかなり安くなりますから。
二重窓は断熱効果があるだけでなく防音効果もあり、人気が高いですね。
次の節水シャワーヘッドもお手軽に省エネできる代表といえます。
太陽光発電の普及率は2017年で8.3%となっています。
断熱への意識が始まったのは以外に新しく1979年第二次石油ショックの頃で、資源が無尽蔵でないことや、資源を有効に活用したいという意識が高まった結果だと思います。
電気代を使っている割合は、冷蔵庫14.2%、照明機器13.4%、テレビ8.9%、エアコン7.4%、電気便座3.7%、パソコン2.5%、炊飯器2.3%、電子レンジ1.8%、ネットワーク機器1.1%、DVDレコーダー、ビデオテープレコーダー0.6%、その他43.1%といわれ、常時使用の主な省エネ家電は冷蔵庫、照明機器、テレビ、電気便座だと推測されます。
窓の断熱シートもお手軽に導入できる省エネ対策ですね。
長期優良住宅に認定されるには、省エネルギー対策等級の2(1980年 旧省エネルギー基準)、3(1992年 新省エネルギー基準)、4(1999年 次世代省エネルギー基準)のうち4の次世代省エネルギー基準を満たしている必要があります。また日本の国土では南にいくほど省エネ基準値が高いとされています。
太陽熱温水器も、第二次石油ショックの後急速的に普及したものの、現在の普及率は6.2%と落ち着いています。温暖な地域や年代が高いほど根強い人気を保っているともいえます。構造がシンプルなため故障しにくく長く使えるという利点もあります。
すきま風防止テープは最も手軽にできる省エネ対策で費用対効果が一番かもしれませんね。
スマートハウス、ZEH、低酸素住宅は、まだ普及には至っていないようですが、テクノロジーの凄さを感じることができます。
省エネ対策の効果は?
省エネ対策をしている人で、その効果を実感している人はどれくらいいるのでしょうか。
とても感じる・・・13.5%
まあ感じる・・・69.7%
あまり感じない・・・15.7%
まったく感じない・・・1.1%
効果を感じているひとは83.2%と割合の高さを示しています。
なぜ省エネ対策をしないのか
省エネ対策をしていない人のその理由は次のようになります。
初期費用がかかる・・・50.0%
効果に疑問を感じる・・・33.1%
手間がかかる・・・25.4%
そもそも省エネに興味がない・・・15.3%
その他・・・7.6%
費用面が一番のネックとなっているようで、元をとれるのが結構先だという気持ちが足踏みをさせている理由のようです。
省エネに興味がない人は、富裕層なんでしょうか、うらやましい限りですね(笑)