【鹿児島県の言い伝え】防災

「過去の災害の経験を後世に伝えたい先人の強い思い」 出典 総務省消防庁

【市町村名】

【言い伝え】

【趣旨】

川へいがなかや梅雨ゃはあがらん(かわへいがなかやながしゃあがらん)※川にはまった者がいなければ梅雨は明けない

一昔前までは梅雨時期に水
の犠牲者が必ず出るもので
あり,犠牲者が出なければ
梅雨明けは訪れない,とい
う迷信。
水遊びの子ども達に危険を
知らせ,親たちに注意を促
すものである。

夏の夕焼け 船繋げ(なつのゆうやけ ふなつなげ)

夏の夕焼けの後に台風を伴うことが多く,また大型の台風であることが多いことから,船をしっかりと岸壁に繋げ, というものである。

東南の風は 念を入れ(たつんのかぜは ねんをいれ)※「タツン」は「辰巳」で東南の方角

台風常襲地帯鹿児島における警句。台風の風向きが南東に変わったときが最も風の勢いが強くなる。

蜂の巣が低き時ゃ 台風を用心(はちのすがひきときゃうかぜをゆじん)

蜂が地上から巣をかける位置が高い年は台風の襲来はないが,その位置が低かったら,その年の秋は台風の襲来に備えねばならない

春の水 西(はるのみっにし)

春に西からの風が吹きつけるときの雨は大雨になりやすい

桜が咲たなら 山火事注意(さくらがせたならやまかじちゅうい)

「春に林野火災が多いのは,雪が消え,枯れ木や下草が乾いてくる一方,山林原野に人が多くなる上,強風やフェーン現象がよく起こるためである。」「桜前線は山火事前線でもある。」と解説されている。

川辺町

地震があったら、竹やぶへ逃げる

竹やぶは、竹の根が張りめぐり地割れがしない。

天城町

地震の時は、竹やぶに逃げろ

竹藪は倒れるものがなく、根が強く張っているので安全

天城町

津波による被害から逃れるための教訓