【茨城県の言い伝え】防災

「過去の災害の経験を後世に伝えたい先人の強い思い」 出典 総務省消防庁

【市町村名】

【言い伝え】

【趣旨】

日立市

台風が房総沖を北東に進むときは北東の風で大雨

台風が日立の南を進むと北東の湿った気流が山地の東側に雨雲を発生させ多量の雨が降る。

日立市

台風が日立の西側を通ったら南東の大風

台風の東から南東象限は、進行速度も加わり特に風の強い領域であり、日立には海上から強い風が吹き込む。

日立市

冬の朝、積雲が海上で発達しているときは、日中西風が強くなる。

冬型の気圧配置で、上空の寒気が強いと北西から西の季節風が吹き出す。海上では暖かい海と冷たい風がぶつかって雲が発達する。

日立市

冬、北西の季節風は沖合いで1.5倍から2倍の強さの風が吹く。

海上は陸地と較べると凹凸がないため、摩擦による減衰がなく、風が強くなる。漁船などには特に注意が必要。

日立市

雷雲には真弓形と神峰形があり、真弓形のときは、久慈浜の方に雨が降り、神峰形のときは山陰に降る。小木津から川尻の方を回ってくる雲のときは雨がたくさん降る。

取手市

土手の下を見ろ

河川の増水時は、水位を警戒するため堤防の上部に監視が集中しがちだが、堤防下の地表の変化にも注意しろといった意。

取手市

洪水(みず)が来たら、すぐ土手に登れ

地区の立地環境上、洪水から逃れられる台地状の場所がないため、洪水から逃れるためには堤防しかなく、洪水の際はすぐさま堤防に避難しろといった意。

朝鳩鳴けば川越すな

天候の変化

雉が鳴くと地震がおこる

地震予知

五七の雨に九はやまい六つ八つ風に四つ日照り

地震の時刻による天候を占う

地震が起こったら竹林に逃げこめ

地震の被害を避ける

美浦村

地震の時は、竹やぶに逃げろ。

地震の時は、竹やぶに逃げろ。根が強く張っているので安全。

利根町

地震の時は、竹藪に逃げろ

竹藪は、根が強く張っているので安全

利根町

川の増水で、堤防から綺麗な(透きとおった)湧き水は、堤防は切れない。

綺麗な(透きとおった)湧き水は、浸透性のもので安全

利根町

川の増水で、堤防から濁り水が湧き出たら、堤防が決壊しやすい。

濁り水が湧き出たら、堤防が削られ浸食しているため堤防決壊の危険性がある