【神奈川県の言い伝え】防災

「過去の災害の経験を後世に伝えたい先人の強い思い」 出典 総務省消防庁

【市町村名】

【言い伝え】

【趣旨】

川崎市

不知火の松(川崎区)

海が荒れる夜に、沖の漁師に岸の位置を松にたいまつを灯して教えた

川崎市

諏訪社の御神体である大蛇が矢上川の洪水から社を守った

諏訪者社の御神体(中原区木月)

川崎市

流された神輿(中原区木月)

矢上川洪水流は鶴見川に流入

川崎市

日本屋(川崎区大師);明治の中頃、海苔に携わる人が海に出て遭難し、房総に流れ着いた

東京湾流の存在

川崎市

寺を守った亀(川崎区)

砂子の宗三寺縁起。洪水から寺を守った亀の話。

川崎市

お千代の池(高津区久地)

昭和6年以前の久地の堤防は低く、洪水のたびに至る所に池ができた。

川崎市

キンコ池(川崎区中瀬)

破堤によりできた池にまつわる話

川崎市

横土提の人柱(高津区久地)

元禄年間、伊奈半十郎によるという横土提改修工事に冠する話

川崎市

土橋(宮前区土橋)

土砂崩壊に関係する土橋のいわれ

川崎市

洪水で流される人を救った綱下げ松(高津区下作延)

文政5年6月半ば、多摩川大洪水に関する話

川崎市

江戸の大火を防いだ大蓮寺の大日如来(高津区久本)

大蓮寺の大日如来が江戸の大火を防いだという話

川崎市

多摩川の洪水で人が苦しんでいるのを見て、一人の女が身を投げた。

女躰神社(幸区幸町)縁起

平塚市

地震の時は、竹やぶに逃げたほうがよい

平塚市

ねずみが騒ぐと地震が来る

平塚市

東の方に虹が出ると大雨となって大洪水になる

平塚市

流れ星が見えると大水が来る

大規模な水害の起きた年(元号)の約半数に3がつく。統計的にいわれたことか(?)

平塚市

カエルが小便をすると水害になる

平塚市

なまずが動き出すと地震が起こる

平塚市

地震のとき「マンダラッコ、マンダラッコ」と唱えるとよい。

一般的な言い伝え

平塚市

地震の際に唱える言葉「まんぜー、まんぜー」

平塚市

地震・雷、その他恐ろしいことが発生したときに発せられる言葉「桑原、桑原」

一般的な言い伝え

伊勢原市

大山阿夫利神社の下社が見えなくなると雨が降る

伊勢原市

大山の西、蓑毛・田原に雲があると翌日は雨

伊勢原市

大山の東、日向・七沢に雲があると翌日は雨が上がる

伊勢原市

蜂が高いところに巣をかけると台風が少ない。逆に低いところに巣をかけると台風が多い。

綾瀬市

辰巳風はアク風

台風のときに東南から吹く風は最も強く、ときに家を潰した

綾瀬市

巽の風はよくない

関東大震災のときに、巽の方向に入道雲があった

綾瀬市

風除けのシセキにはモチノキを植える

家の周りに大きな木(シセキ)を植えて風を防ぐ

綾瀬市

モチの木の葉は水を吐いて火を寄せつけない

シセキは防火にも役立つ

綾瀬市

アシナガバチの巣の位置が下の方にあるときは台風が多い

綾瀬市

母屋を建てるにはオカがいい

家は地盤のよい台地に建てるとよい

綾瀬市

地震の道がある

建物の立地している場所によって被害の強弱がある

やすで虫がたくさん落ちる時は地震あり

動物の行動からの地震を予知 神奈川県三崎地方

雨神立は旱のもと

・雷から干ばつを予知 神奈川県三崎地方 ・大山方面に雷鳴が聞こえるときには三浦地方には雨が降らないで日照りとなる。

南東風烈しければ時化

・風から暴風雨を予知 神奈川県箱根小田原地方 ・夏から初秋に台風が襲来する際に南東風が強くなる。

秋季沖に立雲すると波

雲から海荒れの予知 神奈川県小田原地方

入道雲西へなびくは波が出る

雲から海荒れの予知 神奈川県三浦半島

西波は波小さし

・風から海荒れの予知 神奈川県小田原地方 ・夏に言われる

竹藪にげろ