【岩手県の言い伝え】防災

「過去の災害の経験を後世に伝えたい先人の強い思い」 出典 総務省消防庁

【市町村名】

【言い伝え】

【趣旨】

津波てんでんこ

津波による共倒れという悲劇を防ぎ、生存率を高めるための哀しい知恵

地震があったら高台に逃げろ

津波による被害から逃れるための教訓。

低いところに住家を建てるな

津波による被害を防ぐための教訓。

地震の後、潮が引いたら高いところへ逃げろ。

引き波からくる津波による被害から逃れるための教訓。

津波と聞いたら欲を捨てて逃げろ

津波による被害から逃れるための教訓。

緩慢な長い大揺れの地震があったら、少なくとも1時間は警戒せよ。

津波による被害から逃れるための教訓。

避難する時は、川沿いを逃げると危険。

津波による被害から逃れるための教訓。

外国地震でも津波は来る

遠地津波に対する警戒も必要だという教訓。

一関市

蛇、木に登れば水害

一関市

朝雷は洪水のもと

一関市

白ひげ水の伝説

大洪水への警告

一関市

水害常襲地の日常の心得

奥州市

川霧が発生すると大水になる

科学的な根拠はないが、実際の経験則による。

奥州市

束稲山(奥州市前沢区にある山)が曇ると雨がふる

科学的な根拠はないが、実際の経験則による。

奥州市

雉が鳴く(騒ぐ)と地震が起きる

科学的な根拠はないが、実際の経験則による。雉は、地面に生息することが多く、地面の揺れを敏感に感じとる。

奥州市

出水(でみず)(川が増水中)の時は、川の本流が馬っこ(馬)の背中みたいに盛り上がり、川の中をごみが多く流れる

科学的な根拠はないが、実際の経験則による。増水中なので、住民の避難勧告の参考となる。

奥州市

雪の多い年は、カマキリが草の上のほうに巣を作る

科学的な根拠はないが、実際の経験則による。積雪の参考となる。

奥州市

①一つの雷(ひとつのらい)は、川を渡るな(大雨になるからという意味)
②朝の雷には、川越するな。

カミナリが鳴ると、集中豪雨になる。

奥州市

火災(火事)の時、猫は家の下にもぐる。

科学的な根拠はないが、実際の経験則による。火災の前兆を、直感的に予知するものか。?

普代村

井戸水が引ければ、津波が来る

津波や地震予知の方法として、津波被害から逃れるため。

普代村

地震が来たら、便所さ行け

詳細については不明であるが、地震による建物被害から逃れるため。

種市町

津波供養塔の刻銘 強震、鳴動があり井戸水や海水が不意に引くことがある場合は油断なく高所に避難すること。

津波による被害からのがれるための教訓

種市町

津波供養塔の刻銘 1、地震があったら津波の用心 1、津波が来たら高い所へ 1、危ない所に家を建てるな

津波による被害からのがれるための教訓

種市町

津波供養塔の刻銘 地震長きは津波と思へ 地震に気を緊め津波に避難 不慮の津波に不断の注意

津波による被害からのがれるための教訓

野田村

超大漁の翌年には、大津波がくる。

超大漁の翌年には、大津波がくる。科学的な根拠はないが、実際の経験則による。

・大正11年の大漁→関東大震災(大正12年)

・昭和7年の大漁→昭和三陸大津波(昭和8年)未曾有の大漁。魚群が岸に押し寄せた。スルメイカが大量に波打ち際に押し上げられた。

※関東大震災については、野田村より被災地が離れています。