【岩手県の言い伝え】民話・伝説

【地域・リンク】

【概要】

“岩手”という名前の由来になった「鬼の手形」の伝説をはじめ、県を代表する水産資源である「サケ」にまつわる民話など、県内各地域には、その地ならではのさまざまな民話や昔話があります。それぞれの地域で使われている言葉で、現在まで受け継がれている民話や昔話を聞いてみると、その地域の歴史や風土がより一層理解できるかもしれません。

タツブの息子
鬼の手形
黒い牛(ベコ)と赤い熊
親孝行息子
白髭水
ネズミと豆一粒
弘法さまと鮭
魚の女房
蛸の浦

義経北行伝説

義経は生きのびて北へ?
今に残る足跡は、夢か現実か。

史実は「平泉で自刃」だが・・・

幼時は牛若丸として、長じては勇将・九郎判官義経(1159〜1189)。奥州藤原氏のもとに身をよせていたことなどから東北とのゆかりの深い武将です。
兄・源頼朝のために数々の武勲をたてながら、その才ゆえに疎まれて命をねらわれ、平泉で自刃。短い生涯を終えました。
ところがこの史実に対し、「平泉で自害したのは実は家臣で、義経は北へ逃げ延びたのではないか」という説が、今も根強く残っています。

800年前の幻に出会う旅

事実、東北各地にそれを裏付けるような伝説が数多く伝えられており、義経一行が立ち寄ったり滞在したとされる社寺・屋敷はかなりの数にのぼります。
岩手県の「伝説・義経北行コース」は、県内に残る義経の逃避行の足跡36ヵ所をたどる道行き。義経は宮古にも長く滞在したとされており、ゆかりの伝説も豊富です。
800年以上の時を越えて、私たちに夢を与えてくれる悲運のヒーロー義経。その幻に会いに、伝説のルートをたどってみませんか。