【宮城県の言い伝え】防災

「過去の災害の経験を後世に伝えたい先人の強い思い」 出典 総務省消防庁

【市町村名】

【言い伝え】

【趣旨】

仙台市

ゆれの長い地震があったら津波の警戒

津波を伴う地震は規模が大きく、揺れている時間が長いものである。

仙台市

老人子供はまず退避

老人・子供・病人等は、津波襲来を知らされてから避難したのでは間に合わないことが多い。

仙台市

一度逃げたなら1~2時間はまて

退避してからしばらくたち津波が来ないからといって帰宅して、波にさらわれた例がある。

仙台市

船はすぐ沖に出る

津波が来るまで上陸の見込みのない船は、沖に向かって走るのが安全で得策。

・地震がある時雉子が鳴けば津波が来ない。

・地震後に雉子が鳴かないと津波が来る。

・地震が2度目に大きく来れば津波が来る。

地震後の津波への警戒を促す前兆現象を示唆。

・蛙が高いところにのぼると洪水。

・蜘蛛が巣を上にかければ洪水。

洪水への警戒を促す前兆現象を示唆。

2度大砲のような音がしたこと、海が光ったこと、津波襲来直前に平時よりも大幅に退潮したこと。

明治・昭和三陸津波の際の体験談

亘理町

地震の時は、竹やぶに逃げろ

竹藪は倒れるものがなく、根が強く張っているので安全。

亘理町

地震の時は、すぐ雨戸を開けろ

戸が開かなくなって、逃げられなくならないように、出口を確保するということ。

美里町

強い地震があったときは竹やぶにいるのが、安全

地割れ等がないので、安全

女川町

「地震の時は、竹やぶに逃げろ」

竹藪は東西が密集にて土砂くずれが少なく、近くに倒れるものがなく安全。

女川町

「大地震が来たら、高台に逃げろ」

津波による被害から逃れるための教訓

本吉町

地震があったら津波の用心

津波による被害から逃れるための教訓

気仙沼市

記念碑「地震が あったら 津波の用心」

三陸沿岸は古来より津波の多いことを鑑み、昭和の大津波を契機に朝日新聞社募集義捐金の一部で罹災集落に記念碑を建設した。

南三陸町

「地震があったら 津波の用心」

過去の津波被害の経験から地震があったら津波が来る可能性が高いので、避難の準備をすること

南三陸町

「異常な引潮 津波の用心」

地震がなくても津波の前兆として異常な引潮があり、このような引潮があった場合は、津波が来る可能性が高いので、避難の準備をすること