【全国の言い伝え】天気のことわざ(雲)

白雲糸引けば暴風。 (B)
(注)夏以外の季節では、鉤状のすじ雲(巻雲)が出たときは強風をもたらす。

うろこ雲が出たら3日のうちに雨又は風。 (A)
(注)うろこ雲(いわし雲ともいう)は低気圧の前面にあらわれることが多いので、天気がくずれる前兆となる。

風無きに雲行き急なるは大風の兆。(A)
(注)発達した低気圧が近づくときは、地上では風が無いのに雲の動きが急である。

雲の行違いは暴風雨。 (A)
(注)上の雲と下の雲が反対の方向に流れるときは、気流の乱れを示している。台風や低気圧の域内では同じ下層雲仲間でさえ激しい反対運法を起こす。

かなとこ雲は恐ろしい。 (A)
(注)かなとこ雲を見かけたら天気図を見よう。寒冷前線がなければ強い俄か雨だけですむが、あった場合は雷、雹、風を伴うので注意を要す。

山に笠雲がかかれば雨、風の前兆。 (A)
(注)低気圧や前線が西の方から近づくとこれに吹き込む気流が山にあたり山に沿って上昇する。上空で霧の粒となって空中に浮かぶようになりこれを遠くから見ると管笠あるいは帽子をかぶったように見える。

山に黒雲がかかれば暴風雨。 (A)
(注)発達した低気圧や台風が近づいているとき、山に黒雲がかかると暴風雨の襲来が近い。

太陽が午後傘をかぶると雨。 (A)

笠雲と雨俵が同時にできるときは雨。 (A)

雲の張りが北西から南東だと雨。 (A)

雲の張りが南西から北東にのびているときは雨。 (A)

波状の雲がでると雨。 (A)

高積雲に穴があくと雨。 (A)

乳房雲ができると雨。 (A)

 

的中率(A:かなり高い、B:高い、C:低い D:気象学的に根拠が見いだせない)

出典 高松会場保安部