長崎県の空き家問題・・・そして予防・解決方法

長崎県の空き家率ランキング

近年、長年放置され老朽化した空き家が、倒壊などの危険性や防災、衛生面、景観などによる苦情や相談が増加しています。

長崎県内の空き家率を調べてみました。高い順から

1位 南松浦郡 25.7%

2位 五島市 23.5%

3位 松浦市 21.0%

4位 対馬市 19.5%

5位 西海市 18.9%

6位 壱岐市 18.0%

7位 佐世保市 16.7%

8位 諫早市 16.3%

9位 平戸市 15.2%

10位 長崎市 14.7%

11位 島原市 14.0%

12位 南島原市 13.9%

13位 雲仙市 13.2%

14位 西彼杵郡時津町 9.9%

15位 東彼杵郡波佐見町 8.9%

16位 西彼杵郡長与町 7.2%

地域によってこんなにも差があるんですね。

 




特定空き家とは

近年、実家などに住む人がいない、改修費用が無いなどの理由で空き家を持て余している方々が多いと聞きます。

住まなくなってしまった家は、風通しも悪くなり、湿気がこもりがちになり、カビや害虫などの巣とされてしまいます。

その中でもシロアリ被害は見えないところでどんどん進んで、気が付いたら床が大変なことに・・・

自治体は、倒壊などの危険性や防災、衛生面、景観などを総合的に判断して、このまま放置しておくには危険だと判断した家を「特定空き家」と認定します。

その判断基準とは・・・

【倒壊などの保安上危険となるおそれのある状態】

そのまま放置すれば倒壊等著しく保安上危険となるおそれのある状態」として、部材の破損や基礎の不動沈下などによる建築物の著しい傾斜、基礎と土台の破損・変形・腐朽など建築物の構造耐力上主要な部分の損傷、屋根や外壁などの脱落・飛散のおそれ、擁壁の老朽化

【衛生上有害となるおそれのある状態】

建築物が破損し石綿が飛散する可能性、浄化槽の破損による臭気の発生、ごみの放置・不法投棄による臭気の発生やネズミ、ハエ、蚊の発生

【景観を損なっている状態】

景観法にもとづき策定した景観計画や都市計画に著しく適合しない状態になっている、屋根や外壁が外見上大きく傷んだり汚れたまま放置されている、多数の窓ガラスが割れたまま放置されている状態

【生活環境の保全上、不適切な状態】

立木の腐朽・倒壊・枝折れ、立木の枝が近隣の道路にはみ出し通行を妨げている、動物が棲みつくことによる周辺への影響、不特定の者が容易に侵入できる状態

・・・となります。

 

今までは自治体に立ち入り調査の権限はありませんでしたが、現在では、特定空き家と判断するために自治体の立ち入り調査も行われることになりました。

自治体は前もって所有者に指導・勧告を行い、改善が見られない場合、命令が出されます。

命令に従わない場合、50万円以下の過料が科せられ、強制撤去費用も所有者から徴収されることになります。

特定空き家に認定されると、固定資産税の優遇措置が受けられなくなり、最大6倍に跳ね上がります。

特定空き家の予防・解決方法

特定空き家になる前に、予防としてできることといえば、まず人に住んでもらうことがあげられます。
人が住むことで家も長生きできますし、貸家や売家を選択肢の一つとして考えてみるのも手でしょう。

近年はデュアラーと呼ばれる2拠点生活を送る人々が年々増加しています。
空き家の活用方法として一筋の光が見えるのではないでしょうか。

<<定住促進のための補助金が出る自治体>>

■長崎市■

【定住促進空き家活用補助金】

移住者向けリフォーム支援・・・上限50万円 ※空き家バンクに登録済みの空き家

空き家に残る家財等の撤去・処分支援・・・上限10万円

地域交流用途へのリフォーム支援(交流スペース、学生向けシェアハウス等)・・・上限150万円 ※10年以上活用するもの

 

■佐世保市■

【3世代同居・近居促進事業】

既存住宅改修費用の5分の1(最大40万円)

 

■松浦市■

【中古住宅改修等に対する奨励金制度】

市外からの転入・・・住宅取得費の4%(最大40万円)※空き家バンクに登録した物件

市内在住者・・・住宅取得費の3%(最大20万円)※空き家バンクに登録した物件

【中古住宅改修等に対する奨励金制度】

空き家バンクに登録された中古住宅の改修および放置された家財道具等の処分等にいかかった費用・・・50%以内(最大50万円)

 

■平戸市■

【新規転入者住宅取得支援事業】

中古住宅・・・住宅取得費の7%または50万円のいずれか低い額 ※空き家バンクに登録した物件

【中古住宅改修費用支援事業】

平戸市の空き家バンクに登録した物件で、居宅の用に供するため改修する経費および放置されていた家財道具の撤去費用・・・補助対象経費の2分の1以内とし、50万円を限度とする。

【Uターン促進住宅改修支援事業】

Uターンした移住者又はその親族(2親等以内)が所有する市内の物件で、移住者の居宅の用に供するため改修する経費・・・補助対象経費の2分の1以内とし、50万円を限度とする。

【移住費用支援事業】

新規転入者で、平成27年4月1日以降に転入かつ定住を目的として平戸市に移住した人の市外から平戸市へ移住する際に生じる荷物運搬料および交通費(有料道路代、燃料費など)・・・補助対象経費の3分の2以内とし、20万円を限度とする。

 

■西海市■

【空き家活用移住定住促進事業補助金】

新婚世帯空き家改修補助金・・・上限120万円

移住者空き家改修補助金・・・上限60万円(同居世帯員1人につき20万円加算し、加算後の上限120万円)

補助対象工事・・・市内に本店又は事業所を有する法人又は市内に住所を有する個人に請け負わせる空き家の住宅機能向上のために行う修繕、模様替え及び設備改善のための改修に要する改修工事 下限10万円 補助対象経費の80%

 

■五島市■

【空き家活用促進事業補助金】

空き家バンクへ登録された物件の改修、不要物の撤去及び運搬に要する経費・・・補助対象経費の2分の1以内(上限100万円)

対象者 UIターン者、新婚家庭、空き家の所有者